賃貸契約の流れ その1

賃貸契約を始めて行う方にとっては、家を借りる契約をするわけなのでとても難しそうで不安もたくさんあるだろう。実際に、契約において、必要な書類はたくさんあるし、おぼえることもたくさんある。やらなきゃいけないことはたくさんあるので、確かに難しい契約と言えるだろう。

だからこそ、契約はなるべく失敗しないようにする必要がある。ここではその契約のときの手続きの流れを順を追って紹介していこう。重要なポイントや注意しておくことなども併せて紹介していこう。

申し込み

自分の希望する物件が見つかったなら、入居申込書などへ記入をして手続きを行っていく。この申し込みの際にはいくつか確認をする必要があるので、これから紹介していくこととよく確認しながら手続きを始めていこう。

申込金

申込金は手付金や予約金とも言われ、自分が部屋を「借りる」という意思表示の為として支払うお金のことである。そのお金は部屋の契約金の一部に充てられるのが一般的となっている。この申込金が必要な場合もあれば、必要でない場合がある。申し込み金の値段のほとんどが家賃の約1ヵ月分としている。このお金のことを予算に入れていなくて持ち合わせが無いという場合は、一度不動産会社へ相談してみよう。

申込金というのはどのような意味で必要となるのか、部屋のキャンセルをした場合には戻ってくるのかなど、再度しっかり確認して納得ができた上で、借りる為の意思表示として支払おう。

注意しておくこととして、申込金を預けた際には必ず領収書(預かり証)を受け取るようにすること。必ず忘れずに!また、申し込みをキャンセルした時にはお金を返してくれるというような約束がある場合は、その書面も可能であればもらっておくようにしよう。

契約にはどれぐらいの金額が必要になるのか?、どんな費用にはどんなものがあるのか?、などを契約金明細を出して何のための費用かを確認しよう。そして、このお金がいつまでに必要なのかも確認すること。

スケジュールの確認

希望の部屋が見つかれば、引越しのためのスケジュ−ルを確認しておく。契約はいつで場所はどこなのか、契約の時に保証人の立ち会いが必要なのか、書類はいつまでに用意しておくのか、引越しはいつから可能なのかなどを確認する。

契約の内容や不動産仲介会社、大家さんによってそれぞれ必要になる書類は違う。入居者、保証人それぞれの必要な書類を確認して、どの書類がいつまでに必要になるのかを確認する。

連絡の手段を確認

申し込みをしてから引越しをするまで、不動産仲介会社とはいろいろと連絡する機会が多くなっていくので、お互いが連絡の取れる時間帯や不動産仲介会社の営業時間を確認しておく。不動産仲介会社の定休日や自分の担当者の休みなども確認しておくと更に良し。あまり時間の取れない方はメ−ルやFAXを利用するようにしよう。なるべくは出来る限り自分の担当者と連絡を取り合うのが望ましい。

重要事項説明書とは

申し込み金を預けた際に、宅地建物取引主任者から建物に関する条件や注意事項などについての説明をしてもらう。この場合、今回初めて聞くような言葉が多いかもしれないが、解らない言葉が出てきたら遠慮せずにその都度質問をするように。また、当日に質問できなくても翌日以降に質問は当然可能なので、サインをしたから質問できなくなるというような考え違いをせずに何度でも質問しよう。

入居審査

入居審査というのは、入居申込書や提出書類などから大家さんや家賃集金会社、入居審査会社の人たち自分がこの部屋に住むことができるかどうかを判断してもらうもの。

その際、申込書書に記入漏れなどがあった場合は審査が開始されないことが多いようだ。

保証人の内容となる部分の、勤務先や収入などについてはその場で記入できない場合もあるが、申込書の記入時に保証人へ連絡をとり、その場で記入していく方が審査結果も早く出る事だろう。審査の結果の連絡方法についてもあらかじめ確認しておく。

審査の方法

入居審査の審査方法は、大家さんや家賃集金会社、物件管理会社の人たちが様々な方法で判断している場合がある。

収入、勤続年数、過去の支払いなどの遅れ(家賃に限らず)
希望するマンションに住む他の入居者の方々との調和(家族構成、学生、勤務先、職業など)

大家さんも賃貸物件を経営する立場上、家賃集金会社に依頼をする必要がある場合も考えられる。